【発達】 脳科学からみるコロナの影響|コラム④|Smile Lab
2023/01/21
前回の話では、身体接触がとても大切で、それは母親だけでなくおばあちゃんとか数人の人が担ってもいいということが言いたかった訳です。
それを専門用語でアタッチメントの形成と言います。
いつもいつも居心地のいい感覚を体の中に湧き立たせてくれ、その人の声や顔を見るだけで安心感が脳の中にも湧き立たせることができるのです。
それは生涯残ります。
逆に言うと、このような経験がしっかり育まれない、タイミングを逃した子は生涯対人関係において安定的な安心感を持つことができないという、不安傾向が高いリスクを持つことになります。
このようなコロナ禍でも、他者は「心地よさ」をもたらしてくれると言う記憶が他者と円滑に関係性を築いていくための土台を作ることが大切です。
少しコロナというウィルスが弱くなっている?コロナ慣れしてきていますが、家族構成の変化として置き換えて頂いてもいいのかなと思います。
共働き、母子家庭、核家族という社会の変化にお母さんだけの身体接触は果たして十分かという問題もあります。そのように少しずらして話を聞いていただければと思います。