いじめについて|コラム|Smile Lab
2023/02/16
『子どもと学校』
今日は、いろいろなことを学びました。
いじめを通して。
いじめを中学校の3年間受けていたこの話。
いじめで苦しんでいる子どもと面談をしました。
まず、思うところは、学校という組織の認識の甘さです。
通常いじめが発覚すると初期対応がとても大切です。
出来るだけエスカレートする前に食い止めなければなりません。
しかしながら、学校はいじめを認めるとはかなりハードルが高い。
出来るだけ穏便に対処しようとします。
でもこの”穏便”という落とし穴を理解している人が少ない。
いじめを放置するということは、その後もその子どもはターゲットにされます。
子どもの怖いところは、人を傷つけることに関してエスカレートし抹殺するところまで止まらない事があります。それは、他者の気持ちがまだ理解できていないいないからだとわたしは思います。そして、それはノリとかいじめをすることで快感を得るから。
また、それに便乗する子どもたち、、だんだん数人が行なっているいじめがSNSを通して膨れ上がり、数十人規模でいじめに加担する子が出てきます。
今日はその現実を目の当たりにしました。
SNSはどこまで広がっているか認知できない欠点があります。
言論の自由が分からない子どもがSNSを使うのは本当に危険なこと。
最初の話に戻りますが、だから、初期対応が大切なんです。
学校がいじめを認識した時に、SNSについての指導も入れなければなりません。
もちろん限界はありますが、もし指導していたらSNSに発言をした時にさらに強く指導ができます。
今回は、完全に学校が「安心、安全」の場として機能していなかった。
学校の先生の大変さもわかりますが、クラス経営についての知識が低いと思いました。
いじめは子どもが作り出すのではなく、クラスが作り出すものだとわたしは思います。
多様化する今、無駄なことを止める勇気が必要だと思います。
先生の仕事は多いです。でも、どうしてもしなければいけないことかどうかを考えてもらいたいと思います。
本当にデイリーは必要なのでしょうか?
電話を掛けまくる先生。それは、自分がしなければならないのでしょうか?
生徒のことを話していながらいつの間にか雑談になっていませんか?
いじめが分かったら”いじめ対策委員会”を早急に開催しましょう。
先生みんなが状況を把握できる環境を作りましょう。
そして、忘れてはいけないことは、子どもがいじめられていると言った時はどんな状況であれ子どもがそう感じればいじめは成立します。
制度をもう一度見直してください。
最後に、今日面談をした子のストレングスとこの先の夢、目標に向かってまっすぐ進んでくれることを心から祈ってます。